四條司家の味を引き継ぐ醤油や味噌…ヤマキ醸造!
こんばんは、はたなみです。
このヤマキ醸造は四條司家から古式醸造法を委嘱され、天皇家にも味噌と醤油を献上しているそうな。
四條司家は和食の祖とされる、四條中納言藤原朝臣山蔭卿(しじょうちゅうなごんふじわらのあそんやまかげきょう)をから始まり、天皇家から臣下までの料理を司る1200年の歴史をもつ家。
この四條家は藤原氏北家で左大臣、藤原魚名(ふじわらのうおな)を祖とし、なんと藤原秀郷や伊達政宗も同じ祖とする説もあるとか!
そんなヤマキの製品たち…無農薬はもちろん、添加物もなし、原料もこだわりぬいた国産、神泉水という美しい水、そして何より歴史ある伝統的な製法。
気候に合わせてじっくり熟成させる天然醸造ということで、お醤油も味噌も風味が本当に豊かで美味しいのです(*´˘`*)
そんな素敵な蔵の見学に加え、そのこだわりぬいた原料の一つ、有機国産大豆(国産は流通の3%しかない上に、ヤマキで使っている有機国産大豆は0.02%ほどなんですって…!)を使ってお豆腐作りまでしてきました(*´˘`*)
今まで生きてきた中で1番美味しい豆腐だった気がする…(*˘︶˘*).。.:*♡
大豆の甘さがすごいのです。
あともろみの風味と美味しさがすごい。
もうね、とにかく語彙力がなくなる破壊力です。
美味しい。幸せ。を延々と繰り返す。笑
本当に素敵な経験だったー!
歴史に自然に食べ物の恵みに、ご案内いただいたヤマキ醸造の方々、このツアーを企画・引率してくれた皆様、沢山の素敵な写真撮ってくれた皆様、そして同じ時間を過ごせた素敵な方々…すべてすべてに感謝感謝なのです。ありがとうございました。幸せ。
ちなみにこの製造の決め手となる熟成樽が、秋田杉だったことにかなり萌えてたのはここだけの話。笑
豊臣秀吉が日本全国の中から伏見城建てるのと、朝鮮出兵の船造るのにわざわざ使った秋田杉。
まさかこんなところでも出会えるとは(*´˘`*)✨
あと生で初めて見た「荘園」もときめきポイント。笑
こちらのヤマキ醸造は蔵見学のほかにも醤油・豆腐などの体験、カフェ、レストラン、直売所などなど楽しめる場所が盛りだくさんです。
はー、豆腐美味しかったぁ…。
ちなみに豆腐ソフトも絶品でした。
美味しすぎて写真撮るのすっかり忘れてた。笑
古事記:プロローグと三柱の登場人(神?)物
どうもこんにちは、はたなみです。
元号もいよいよ令和に変わりましたね。
昨日はふとしたご縁から、一日参拝デーになりました。
なんともたくさんの神様にお参りしてなんとも清々しく幸せな令和の始まりです。
その詳しい話はまた別の機会に(*^^*)
さて、令和も2日目。
天皇陛下の退位・即位などいろいろとありました。
その天皇家のルーツ、かんたん古事記の本編、スタートさせますよー!
○古事記の簡単まとめ。面白おかしく解説!のロングバージョンはこちら。
世界ができる最初の時、高天原(天上界)に三柱の神が登場。
※神様の単位は「柱」
↓
ユニット名「創造三神」
1:天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
この神様自体が宇宙とかすべての根元とかとにかくすごいスーパー神様。
2:高御産巣日神(たかみむすひのかみ)
創造神その1。天上界担当。
3:神産巣日神(かむむすひのかみ)
創造神その2。地上担当。
↓
さらに詳しいプロフィール。
みんな性別はなく「独神(ひとりがみ)」という名の独身貴族(ちがう)。
そして生まれてすぐに「お隠れになる」ので姿かたちはなし。
※「お隠れになる」は姿かたちはないけど、確かにそこに存在してる的な神様っぽい表現。古事記によく出てきます。
と、今回はこんな感じです。
やっと物語がスタートして3柱も登場人物が!と思ったら
生まれたと同時にお隠れになりました。
登場人物が消失・・・(いや、存在自体はしてるんだけど)。
果たして物語はどうなるのか。
次回に続く。
古事記:古事記ってなに?
久しぶりの更新!
どうもおばんです。はたなみです。
元号もそろそろ変わりますね、ってことで
日本のはじまりのお話『古事記』について書いていきたいと思います。
日本について「ちょっと知りたい・ちょっと気になる」をお助けするサイト、
Shiki~しき~と連動しております(*^^*)
https://shiki-japanculture.hatenablog.jp/
ちょとずつ連載していくよ。
さてさて、それでははじまりはじまり。
まず今回は古事記とは?という内容。
日本の神話や天皇家の始まりなど、「日本のはじまり」のあれやこれやが書かれた古事記。
神社で祀られている神様などはたいてい載っている古事記。
ただ、ちょっと気になってもなかなか読むのは大変だったりする本、古事記。
そこで!これから古事記の内容を簡単にお伝えしていきたいと思います(・∀・)
※お話をとっつきやすくするために多少のフィクションが入っています。
●古事記って何?
日本で一番古い、日本の歴史について書いた本のこと。
天皇家のルーツ(どうやって生まれたかなど)と代々の天皇が何したかが書いてある。
●どんな本?
712年刊行、上中下の全3巻セット。
内訳はこんな感じ。
上・・・神話
●作者は?
稗田阿礼(ひえだのあれ)→暗唱(!?)
太安万侶(おおのやすまろ)→編纂
神話や伝説、当時いろんな地域に残っている記録を集めてまとめたものなので作者という作者はいません。
●どうやって作られたの?
経緯はこちら…
それは600年代後半のある日…
天武天皇は急に自分とは果たして誰なのか…みたいな哲学に目覚めます(こういうところがフィクションね。)
天武天皇「まずはご先祖様から調べよう、って思ったんだけど、うちの本(『帝紀』天皇の系譜)とみんなの持ってる本(『本辞』氏族の神話や伝説)書いてること違いすぎて、嘘か本当かわかんねー…。
どうすれば…ハッ!そうだ、作っちゃおう!正しい歴史の本、この際、俺が作っちゃおう!」
思ったはいいけど目の前には膨大な量の記録。
(700年分くらいある)
天武天皇「…………(多くね?)。う、うーん、だれかいないかなー。あ、いいところに!ちょっとちょっと稗田阿礼ちゃん!」
と、そこで選ばれたのが、稗田阿礼(28)。
目に映ったものはすぐに暗唱でき、聞いたものは忘れない、というスーパーマン(もはや暗記ロボット)。
彼がこの700年分の歴史や神話、地方の伝説など諸々をことごとく覚えます。
この常人ならざる記憶!!
ええ、それはもうしっかりと覚えましたとも。いつでも暗唱できちゃう!
稗田阿礼「では、お聞きください、稗田阿礼で『700年の歴史』。そうはじまりは…」
元明天皇(この時に天皇変わってます)「え?いや、そんなのいきなり目の前で話されても普通、覚えられないから!」
太安万侶「ですよねー!はい、僕が本にします!」
と、急に目の前で700年分の歴史を話し出された元明天皇はパニック。
(本当に目の前で話してはいないと思いますが…)
こうして太安万侶が編纂を開始し、712年に『古事記』はめでたく刊行されたのでした。
ちなみに古事記作ることを思いついた、天武天皇は大化改新で出てくる中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)の弟さんです。
次回から古事記の本編、おはなししていきます^ ^
七十二候「菜虫化蝶」来年も使える菜の花スポット3つ!
どうも、こんにちは。はたなみです。
3月も早いもので真ん中。
3/16~七十二候も「菜虫化蝶(なむしちょうとなる)」となりました。
今年は3/16~3/20まで。
菜虫化蝶は、青虫さんたちが蝶になる時期。
前回の「桃始笑(ももはじめてさく)」につづいて春全開な名前(*^^*)
今回は「菜」の字で連想する、菜の花のスポットを3つご紹介します。
おでかけして個人的に印象に残った場所たちです。
でも時期の過ぎてしまったところもあるので、それは来年のお楽しみということで。笑
「菜の花」って?
ところで「菜の花」って一種類の花を指す言葉じゃないってご存知でした?
アブラナ・ナタネナ・ハナナの花を総称して「菜の花」と呼んでいます。
「菜」の漢字単体だと"葉・茎・根などを食用にする草の総称"という意味だそうです。
黄色イメージ強かったけど、漢字単体だと青(緑)色が本来の色なのね。
菜の花と青虫?ってなってたけど、そりゃ「菜虫」は"青虫"を指すわけだ。
ちなみに花言葉は、「快活な愛」「明るさ」、「豊かさ・財産」、「競争」、「小さな幸せ」などなど。
「小さな幸せ」が個人的に一番好き(*´˘`*)
菜の花スポット
さて、それではお待ちかね!
印象に残った菜の花のスポット紹介です。
1、吾妻山公園(神奈川県中郡二宮町 )
なんと1月に菜の花見られる驚きの場所!
1月~2月が見頃です。
しかも高台から見える富士山との2ショットや美しい駿河湾も見どころです。
ちなみに「吾妻山」って名前だけど、舗装されているので本格的な登山、という感じではありません。
でも動きやすい服装おすすめです。
こんな可愛い子たちもいたよ。
(撮影日:2019年1月3日)
そして菜の花だけでなく、桜・つつじ・紫陽花・コスモスなど一年中いろんな花が楽しめる美しいスポットです。
今時期の開花情報はこちら(吾妻山公園花情報/二宮町ホームページ)から。
個人的には、吾妻神社もかなりのおすすめスポット。
縁結びの神様。日本武尊と弟橘媛の深い愛が感じられる場所です。
2、松田山・あぐりパーク嵯峨野苑(神奈川県足柄郡松田町)
河津桜の名所、松田山。菜の花も負けずにすごいんです。
というか、桜と名の花のコラボレーションが本当にすごい。
ちなみに、あぐりパーク嵯峨野苑では食用菜の花を採ることもできますよ。
こちらも「松田山」という名前ですが舗装されているので登山感は少ないです。
でも階段とか結構上るし坂もあるので動きやすい靴推奨。
とくにあぐりパーク嵯峨野苑へはちょっと坂が急です。
(撮影日:2019年2月24日)
3、昭和記念公園(東京都立川市)
東京で花といえば!という場所。
年がら年中なにか咲いているし、それがどれも一面の花畑、というすごいところ。
菜の花もすごい量です。
そして花たちも自然もたくさんの表情を見せてくれるので、どの時間に行ってもおすすめ。
…今年はちゃんと写真撮ろうと思います。笑
(撮影日:2018年4月24日)
おわりに
見ごろも長いのでこれからまだまだ楽しめる菜の花。
ぜひ皆さんもご自身のおすすめスポット探してみてくださいね。
さーて、次はどこに見に行こうかなー(*・〜・*)
〇今回のご紹介
・参考URL
菜の花の由来(農林水産省Webページ)
http://www.maff.go.jp/j/heya/kodomo_sodan/0305/01.html
「菜」について(コトバンク)
https://kotobank.jp/word/%E8%8F%9C-507089
http://hananokotoba.com/nanohana/
http://xn--jh1aq6an0j.club/entry5.html
・スポット
①吾妻山公園
②松田山・あぐりパーク嵯峨野苑
松田山(西平畑公園)
9:00~17:00
料金:無料
あぐりパーク嵯峨山苑
開園期間:2019年2月10日~3月18日
9:30~16:00
料金:
大人 300円
中学生以下 無料
※菜の花狩りは別途500円
☆松田さくらまつり
※ 開花情報はこちら(松田町観光協会公式ぺージ)
2月 9日~3月10日
※期間中無休
9:00~17:00
※ライトアップも17:00~21:00頃まであり
(日程はWebページでご確認ください)
入園料(さくらまつり協力金):大人(16歳以上) 200円、15歳以下 無料
※その他の料金は上記Webサイトをご覧ください。
※駐車場・シャトルバス等の運行もあります。
詳細は上記Webサイトをご覧ください。
3/1~10/31 9:30~17:00
11/1~2/末日 9:30~16:30
4/1~9/30の土・日・祝 9:30~18:00
※プール営業期間の8月第3日曜日までは19:00閉園、第3日曜日の翌日以降は18:30閉園
※そのほか詳しい時間については上記Webページをご覧ください
休日:12/31・1/1、2月の第4月曜日とその翌日
料金:大人 450円、子ども(小・中学生) 無料
※その他の料金は上記Webページをご覧ください
※無料入園日が年に何日かあります。上記Webページをご覧ください
七十二候「桃始笑」えっと、笑う…?
本日3/11~3/15は七十二候「桃始笑(ももはじめてさく)」
桃のつぼみが膨らみ、花が咲き始める頃。
桜井輝子『日本の美しい色と言葉』より
花の時期が到来、春ですね。
…ところでなんで「笑」で咲く?
気になったので調べてみました。
「笑」と「咲」
実は「笑」と「咲」はもともと同じ意味で使われておりました。
なので「笑」にも“花が咲く”という意味があったようです。
もともとは二つとも”わらう・えむ”の意味でしたが、
花が開くことを口元がほころぶことにたとえ、”花が開く” 意味もできたそう。
しかもこれは日本に入ってきてからの話。
その時の言葉が「花咲む(はなえむ)」そして「花笑(はなえみ)」に。
なんてきれいな言葉なんだろう。
ちなみに7~8世紀の日本最古の歌集『万葉集』にも出てきます。
道の辺の 草深百合の花笑みに 笑みしがからに妻と言うべしや
(作者不詳 巻7 1257)
…まあ、この歌、意味は
「ちょっと笑いかけたからって勘違いしていい気にならないでよねー!」
という女性から男性への歌なんですが。笑
もっとちゃんと訳すと、「道のほとりの茂みの中にほころび咲く百合のように微笑みかけたからと言って、妻ときめてかからないでください」という…。何されたんだろ…。笑
ちょっと脱線しましたが、やはり百合が花開く美しさを「花がわらう」と表現しているのです。
この感性がやっぱり好きなんだよなぁ、と思うと同時に「花がわらう」って人間と同じように考えるのが八百万の神様を信じる日本人らしい発想だな、と感じます。
いずれにせよ素敵。
花も人も笑顔がほころび開く「咲」と「笑」
好きな字が増えました。
そして今更ながら女優の武井咲ちゃんの名前の読み方も納得。笑
「笑」と「咲」の語源
ルーツが同じなので、「笑」も「咲」も語源はほぼ同じ。
笑→竹冠の下の部分
咲→口偏の右の部分
が同じ意味(ちなみに「咲」の右の方は書き間違えてこの形になったとも)。
「(ショウ)」という字です。これ自体が「わらう」の意味を持っていたそう。
調べたところ2説ありそうなので両方ご紹介。
①神を笑顔にする巫女の舞
両手を挙げて体をしならせて舞い踊る巫女、を表したという説。
その舞を捧げて神様に「笑って」喜んでもらうそうです。
中国が語源のはずなのにちょっとアメノウズメちゃんを意識 してしまう。
②「口を細くすぼめる」の意味
「ショウ」の文字には細くすぼめるという意味があり、
口偏と合わせて口を細くすぼめて息が出る様子、つまり「ホホホ」と笑う様子
何かを表しているとか。
(「笑」にももともと口偏がついてたという話も)
個人的には①が好き。
ちなみにアメノウズメは『古事記』に出てくる女神様。
芸能の神様です。
アマテラスオオミカミが天の岩戸に引きこもっちゃった時に(これが誰がどんなに説得しても出てこないんだなー)、外で裸踊りして岩戸に集まってた神様たちをどっかんどっかん笑わせて盛り上げました。
あまりの盛り上がりっぷりにアマテラスオオミカミは気になって岩戸をちょっと開けてしまい、そのすきに力持ちの神様に引っ張り出されます(実際にはもうちょっと間にやりとりがある)。
しかしこれで闇しかなかった世界に光が!世界を救った神様といわれることも。
おわりに
さてさて長くなっちゃいましたが今日はこれでおしまい。
七十二候からだいぶ発展してしまった。
ちなみに最初の写真は、昨年に小金井公園でみた桃の花です。
桃と桜のコラボが見られるんですよー!!
3.11の今日この日に、この春と生命の息吹の喜びを思い起こす七十二候、
この漢字の意味を確認できたことがなんだか運命だなぁ、 と思います。
東日本大震災を追悼し、語り継いでいくことはとても大事。
でもこの日をこの先ずっと悲しみにくれるだけの日にしてもいけな いと思うのです。
被災地の復興支援はもちろんですが、花が咲くように、 笑顔で明るい未来を紡いでいくことも今の私たちにできること。
〇今回のご紹介
・本(Amazonページにとびます)
配色アイデア手帖 日本の美しい色と言葉 心に響く和のデザインがつくれる本[完全保存版]
- 作者: 桜井輝子
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2018/12/21
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
・参考サイト
暦生活 二十四節気と七十二候
https://www.543life.com/season.html
漢字カフェ 漢字コラム5 春。花は咲き、山は笑う
https://www.kanjicafe.jp/detail/6830.html
・スポット
雨にまつわる言葉「甘雨(かんう)」
昨日の夜から雨模様。
このくらいの雨なら何だか心地いい。
せっかくなので雨にまつわる素敵な言葉をご紹介。
日本って自然の呼び方がたくさんありますよね。
大好きな本、小河俊哉さんの『空の辞典』から抜粋。
甘雨(かんう) 草木を潤してくれるよい雨のこと。
とてもやさしい響きの言葉。
しとしとと降るような時に使う言葉。
「恵みの雨」というのがぴったりな言葉ですよね。
『日本霊異記』(810~824年)にも出てくる古くから使われています。
甘雨…こんなかんじなのかな?
しとしと雨の降る日光の滝尾神社にて。
雨って神々しさも増しますよね。
ちなみに新潟の歴史ある酒造、越後酒造場の有名なお酒の名前でもあるんですね。
よし、今度飲もう。笑
↓↓越後酒造場 「甘雨」の紹介ページ(公式Webサイト)↓↓
http://echigoshuzojo.co.jp/product/
〇今回のご紹介
・小河俊哉『空の辞典』 (Amazonのページ)
・スポット
滝尾神社
・お酒
越後酒造場 「甘雨」
お雛様の由来と雅叙園・百段雛まつり!〜お雛さまたくさん!編
百段雛まつりはそこで行われます。
〇百段雛まつり 概要(雅叙園公式Webページ)
↓↓概要(雅叙園公式Webページ)↓↓
https://www.hotelgajoen-tokyo.com/event/hinamatsuri2019
毎年ピックアップする地域を変えてやるそうです。
今回は青森、秋田、山形の東北三県!
江戸時代の主要な交易の一つ、北前船で伝わった文化が独自に栄えた場所たち。
だからこのピックアップなのか!!と個人的に胸アツ。
エレベーターを降りると丸っこくてかわいいお雛様がお出迎え。
こちらは東京のお雛様。
明治44(1911)年創業の老舗、原孝洲のお雛様だそうです。
近くにいたおねえさんが「おもちみたい」と言ってました。
うむ。納得。
三人官女のお顔が横のお餅とうり二つ…笑
そしてこの優しいお顔。
見てるだけで和みます。
進んでいくと各県の伝統のお雛様がたくさん飾られています。
ちなみにお写真が取れるのは漁樵の間だけ。
この圧巻の量…!!
雛まつりの時期になると「酒田雛街道(酒田観光物産協会Webサイト) 」という盛大なお祭りが行われるとか。
このつるし雛は「傘福」と呼ばれ、福岡・静岡の物と並んで日本三大つるし飾りの一つなんですって。
こんな可愛い子もいたよ。
今回の展示の中で特に私の印象に残ったのは、この2つ。
写真はないので公式Webサイトのリンクを。
ここから見られます。
(https://www.hotelgajoen-tokyo.com/event/hinamatsuri2019kokyo#009
)
①山形・酒田/加藤家のお雛さま
高さ40cmを超える大きなお雛様。
とにかく細かいところまでしつらえが美しい!!
普通のお雛様とお内裏様のセットじゃなく、舞を舞ったり雅楽を奏てる人形なんかもあったり。
そしてとくに印象に残ったのが、「百歳雛(ももとせびな)」。
なんと白髪のおじいさんとおばあさんの雛人形。
そのようになるまで仲睦まじく、そして健康に長生きに、という意味合いが込められているらしいです。
お雛様はみんなのあこがれの結婚式、そしてその横にはこれまた憧れといえる幸せな仲睦まじい百歳雛。
末永く幸せに、とはまさにこのこと!
なんだか幸せな空間と願いだなぁと思いました。
こちらは東京発公開!なんと16mにもわたるミニチュアの嫁入り道具たち!
火鉢とか椀とかよく見られるやつに加え、貝合わせやら鏡台やら寝具やら着物やら駕籠やらととにかく可愛い!!
最強の平安ドールハウスが出来上がること間違えなし。
可愛すぎる。
でも作りは本当に精巧で美しい。
最後の藩主、津軽承昭(つぐあきら)公が明治以降に誂えたそうです。これだけのものを嫁入り道具に…お家のアピールはもちろんあったでしょうけど、嫁いだお姫様に対して深い愛情もあったのではないかな…と思える展示でした。
古いものは勿論、現代の作家さんたちの展示なんかもあったりして他にもとにかく見どころ沢山。
雛人形自体の歴史や文化は勿論のkと、これだけのものを子供の嫁入りに用意して受け継いできた…そんな人々の愛情の歴史を感じる展示でした。
百段雛まつりは3月10日(日)までです!
そういえばこんな豆サイズの可愛い子たちもいたよ。
和む顔してる。
☆訪問スポット
【百段・雛まつり】
開催期間:2019年1月18日~3月10日
※会期中無休
開催時間:10:00~17:00(最終入館16:30)
開催場所:ホテル雅叙園東京
↓↓アクセス↓↓
https://www.hotelgajoen-tokyo.com/access
料金:
・前売り:1,200円
・当日:1,500円
・学生:800円
※そのほかは上記Webページをご覧ください。